当初は市場に出回ることなく数件の農家が自家用として栽培してきた希少種の里芋、それが悪戸いもです。 悪戸いもは寒暖差のある砂状の土壌が特徴の山形市にある悪戸地区だけで採れる里芋で、代々各家庭で受け継がれてきて数百年になりますが、悪戸いもの種芋の保存は難しく栽培している農家も少ないのが現状です。 悪戸地区ならではの土壌が育んだ悪戸いもは里芋の主流品種“土垂”よりもやや小ぶりですが、粘り気が強く深い味わいが特徴で、絹のようななめらかな舌触りが多くの方を虜にしています。 そんな希少な悪戸いもを使った山形の郷土料理〈悪戸いもの芋煮〉を 山形市の神保英敬さん、佐東キワ子さんに教えていただきます。
山形絶滅危惧レシピ
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